電験三種,科目間の相乗効果について

電験三種に挑戦するのであれば,当然自分の時間を使って勉強することになります。

しかし「持ち時間」が多いか少ないかは,人によって異なります。

毎日朝から深夜まで働いている方は「持ち時間がほとんどない」ということになりますし,その一方で「毎日8時間勉強できます」という方もいます。

電験三種は「3年間で4科目に合格すればよい」ので,持ち時間の少ない方がよく採用する戦略が「最初の1年は2科目を勉強して合格し,2年目以降は…」というものです。


この「1年目は2科目しか勉強しない」というような戦略には,明白な長所と短所があります。

長所は言うまでもなく,4科目全てを勉強するよりも,ターゲットにした科目の勉強時間を長く取れることです。

短所は,「科目間の相乗効果」という恩恵を,一部捨てなければならないことです。

少し乱暴に言えば,機械科目は,理論科目という「基礎」に対する「応用」です。
ですから,機械科目を勉強することは理論科目の復習にもなり,相乗効果が期待できます。

また,電力科目は,理論科目・機械科目という「基礎」に対する「応用」です。
ですから,電力科目を勉強することは,理論科目と機械科目の復習にもなり,相乗効果が期待できます。

科目を絞って勉強する場合,上記のような「科目間の相乗効果」を一部捨てなければなりません。


では,持ち時間が少ない人はどういう戦略を取ればよいのでしょうか。

「全ての人にとってこの戦略がベスト」というものを提示するのは難しいです。

「相乗効果の恩恵を捨てて,科目を絞って勉強する」という戦略も,一つの立派な選択肢です。

また「勉強は科目を絞って行うが,4科目受講しておく」という戦略も一つの選択肢です。
こうすることで,「相乗効果の一部を感じながら」勉強することができます。
翌年以降は,手元の講義ノート(ワークシート)を元に勉強すればよいのです。


さて,その戦略は「いつ」決めればよいのでしょうか。

実は,今決める必要はありません。

講座がスタートすれば,自習の分量と自分の持ち時間の兼ね合いを体感できるのですから,それから戦略を立ててもよいのです。

もっと言えば,皆さんの生活になにか大きな変化が生じて,持ち時間が当初の想定より極端に減ってしまうこともあるのです。
状況が変われば,それに応じて戦略を変更すればよいのです。

受講する・しないを気軽に決められるシステムを存分に活用してください。


電験三種の無料体験教室では,科目の階層構造を説明します。
階層構造を知ることにより,科目間の相乗効果の「根拠」がわかるはずです。

また,ご相談いただければ「どの科目を1年目に選ぶべきか」といったことにもお答えできると思います。

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