電験二種合格のための,電験三種学び直しガイド(各論1):静電界/コンデンサ

電験二種において静電界/コンデンサの理解が問われるのは主に理論科目です。

これは,磁気現象が理論科目の他にも機械科目でかなり重要な役割を果たすのとは対照的ですが,一次試験を突破するためにはしっかり復習する必要があるでしょう。


二種に挑戦するのであれば(つまり,三種の時よりももう少し本格的に取り組むのであれば),電界の大きさはやはりガウスの法則を使って計算できるようになりたいですし,電位の定義や「電位と電界の関係」についても,今一度じっくり考えてみたいところです。


静電容量の定義式については「なぜそのような定義が妥当なのか」と考える必要があるでしょうし,平行平板コンデンサの静電容量の式の導出は,電磁気学的観点から自信を持って行いたいものです。


平行平板コンデンサ内の一部に誘電体が挿入された場合の静電容量は,三種に合格した皆さんならたぶん計算できると思います。

やり方としては,「誘電体が詰まっている部分」のコンデンサと「誘電体が無い部分」のコンデンサに分けて,それぞれのコンデンサの静電容量を計算し,最後に合成静電容量を計算したのではないでしょうか。

しかし「なぜそのやり方で大丈夫なのか」を検証したことがあるでしょうか?
なければ,ぜひとも検証してみてください。

また「コンデンサを分割せずに,“そのままの状態”で静電容量が計算出来ないか」も考えてみてください。
とてもよい勉強になると思います。



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