電験三種講座,講義紹介:法規1(法令等)
講義について,簡単な紹介を書いてみたいと思います。
あくまでも「簡単な紹介」ですので,講義で扱う全ての項目に触れているわけではありません。
法規科目の1回目は「法令等」です。
講義内容を紹介する前に,「合格しやすい法規科目について,わざわざ講習を受けるメリットがあるのか」ということについて,私なりの考えを書きます。
法規科目は,理論科目や機械科目に比べれば,合格するために必要な努力の量は少なくて済むでしょう。
しかし,法規科目特有の「勉強のしにくさ」があるのもまた事実です。
たとえば,法令の条文自体には「なぜこの条文を用意したのか」は書かれていませんし,条文に書かれている用語が具体的に何を示しているのかは,条文を読んでもわからないことが多いでしょう。
「なぜこの条文を用意したのか」といったことは,法令を整備した側の人間なら自信を持って語れるのですが,そうでない側の人間はなかなか踏み込んで語れないものです。
それは,市販の書籍を見ていても強く感じます。
講習会の良いところ?のひとつに「閉じた空間であるがゆえに,厳密さを多少犠牲にしてでも分かりやすさを優先させることができる」というものがあると考えています。
法規科目ではこの「講習会の良さ」を積極的に活用できればと思っています。
結局のところ,暗記が苦手な方にとっては「一人で法規科目の参考書を読み進める」のはかなりの苦痛を伴うでしょうが,講習を受けることでその苦痛が相当量減ることになるはずです。
つまり,「法規のような科目こそ,講習を受けるメリットが大きい」と考えています。
Webサイトや書籍の紹介
チェックしたいWebサイト,入手したいPDFファイル,手元に置きたい書籍などを紹介します。
傾向と対策
法規科目の傾向と対策について紹介します。
法規科目の計算問題については,他の3科目とは違った考え方で対応しなければなりません。(それを知らなければ,無用な努力をすることになるでしょう)
法令等を学ぶ前に
法体系の思想や,注意したい法令用語,接地の基本的な考え方などを紹介します。
現行の接地システムについては,「すべてにおいてうまくいく」というわけではないことが理解できるでしょう。
法令等について学ぶ
基本的には副読本に沿って進めていきます。
その際に,用語を読み替えたり(法令用語としてはこうだが,それは実際にこういうものを意味している),重要度に応じて強弱を付けたり,法令上の電圧の線引きを実際の電圧に置き換えてみたりします。
1日という短い時間の中で一気に読み進めていきますが,この作業をしておくことで,今後の勉強がかなり楽になることでしょう。
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