電験三種・電験二種,「試験会場で使用できる用具」の実践的なご紹介【2019年度版】

電験三種や電験二種1次試験における「試験会場で使用できる用具」については,「普通に」準備すれば特に問題はないと思います。

しかし「不利な状況をなるべく回避したい」ということであれば,「慎重に」準備したいところです。

ここでは,実践的な話も含めて「試験会場で使用できる用具」をご紹介します。

HBの鉛筆又はHBの芯を用いたシャープペンシル,鉛筆削り

鉛筆派の方は,「不安を感じない本数」の鉛筆と,鉛筆削りを用意するとよいでしょう。

シャープペンシル派の方は1本でもよいのかもしれませんが,予備も含めて3本用意しておけば安心でしょう。

シャープペンシル3本のうちの1本に「芯を大量に入れられるタイプ」のものを選んで芯を大量に入れておくのもひとつの手です。
なぜなら「シャープペンシルの芯が入っているケース」や「筆入れ」は「試験会場で使用できる用具」にはリストアップされていないので,机の上に出しておけない可能性があるからです。

プラスチック消しゴム

予備がなくてもさほど困らないとは思いますが,不安なら予備も含めて3個用意しておきましょう。(私なら3個用意します)

なお,ひとつの机を2人以上で共用する場合,消しゴムで消す際には机をあまり揺らさないよう配慮したいものです。
(一般的には「縦方向」にこするより「横方向」にこすった方が,机を揺らさずに済みます)

電験は(定員のある)入学試験とは違いますので,「ライバルに差を付ける」必要も無ければ「ライバルを蹴落とす」必要も無いのです。

透明または半透明の定規

昨年までは「30センチ以下の」という制限が付いていましたが,今年はその制限が外れています。
いわゆる「30センチの定規」の長さは「30センチより少し長い」ことが多いのですが,そのような定規も持ち込んでよいということなのでしょう。

人によっては「定規など要らない」と考えるかもしれませんが,私なら「必ず」用意します。

なぜなら,「試験問題の図に定規をあてがうだけで答えが分かる問題」が出題されることがあるからです。

時計

「どのような時計が使用できないのか」については,受験案内をご確認ください。

試験会場には時計がないかもしれませんし,試験会場に時計があっても自分の席から見にくいかもしれません。

時計は必ず持ち込みましょう。


試験開始と試験終了の合図は通常,「係員の」時計をよりどころに行われます。

試験開始時に,係員の時計と自分の時計とが「何秒ズレているか」を確認しておきましょう。
そうすることで,「試験終了までの残り時間」が秒単位で把握できます。

電卓

「どのような電卓が使用できないのか」については,受験案内をご確認ください。

さて,問題は「何台持っていくか」です。

経験上「電卓がトラブルで使えなくなる」確率はとても低いと感じています。
しかしその確率がゼロではないことも確かなのですから,予備は持っていきたいところです。

なお,予備を持っていった場合,「机の上に何台置いておけるか」については,係員からなんらかの指示を受けることも想定されます。

その指示が「受験案内に記載されている内容とは明らかに異なる」のでなければ,素直に従ってください。

※回りくどい表現をしていますが,要は「複数台を同時に机の上に出すことが認められない可能性がある」ということを言っています。


複数台持っていく場合,「同一機種に揃えるかどうか」を考えてしまうかもしれませんが,個人的にはあまり気にしていません。

同一機種に揃えたほうがよいのでしょうが,たとえばメインをシャープ製の大きな電卓にして,予備をシャープ製の携帯性に優れた電卓にしたところで,さほど困ることはないでしょう。

ただ,予備の電卓についても「事前に使い慣れておく」ことは必要です。

眼鏡,ルーペ

「小さい文字が見づらい」ということであれば,躊躇せずにルーペを持ち込みましょう。


ここまで読み進めていく中で「追加購入しておきたいもの」がリストアップされたのであれば,早めに購入されることをお勧めします。