「ファラデーの電磁誘導の法則」は正しく理解されているか

ファラデーの電磁誘導の法則(レンツの法則込み)は,電験の受験者に正しく理解されているのでしょうか?

もちろん正しく理解している方もいらっしゃるでしょう。
しかしここまで「誤解が広く蔓延している学習テーマ」も珍しいと感じています。

※この現象はなにも電験の受験者に限ったことではなく,大学の受験者にも全く同じ事がいえます。


ファラデーの電磁誘導の法則を説明する題材としてよく用いられているのは,
「コイルの端子間に検流計を取り付け,磁石をコイルに近づけてみたり遠ざけてみたりする」
という「例のアレ」です。

「こんな現象が起きるんですよ。これはファラデーの電磁誘導の法則によるのですよ。」
という,とっかかりの説明材料としては,「例のアレ」はそれほど悪くないと思います。

しかし「例のアレ」を用いてファラデーの電磁誘導の法則を説明してしまうと,その説明を受けた方の多くは法則を正しく理解できないのです。
言い換えれば「誤解してしまう」のです。

ファラデーの電磁誘導の法則を,「誤解される要素を排除して」説明するのは,かなり骨が折れます。

しかし,ファラデーの電磁誘導の法則は電気機器の動作原理を理解するうえでも非常に重要な役割を担いますから,骨を折るだけの価値はあると思っています。


「ファラデーの電磁誘導の法則」の説明は,電験三種講座の

  • 2月4日(日)理論3(電磁誘導/インダクタンス)

にて行います。
1日単位で受講できますから,この日だけ受講していただいてもかまいません。

ただし,無料体験教室で説明する内容を理解しているという前提で講義をいたしますので,2月4日(日)のみを受講する予定の方も,無料体験教室には参加された方がよいと思われます。

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