電験二種講座・無料体験教室についての補足

電験二種講座・無料体験教室について,少し補足説明をいたします。

参加を検討されている方の参考になれば幸いです。

合格の仕方

電験二種は二次試験が記述式かつ難度が高いこともあって,「どうなれば合格できるのか」「どうすれば合格できるのか」をイメージしにくい試験だと感じています。

しかし,「学問を修める」という観点である程度のレベルに到達し,「試験での合格点の取り方」を理解したうえで答案作成の練習をすれば,あまり運に左右されることなく合格できる試験だとも感じています。

そのあたりの話を少し詳しくお伝えしますので,「やればできるんじゃないか?!」という気持ちを持ってもらえれば幸いです。

三種以前の重要なハナシ

電験二種に挑戦する方の中にも,私の考える「三種以前の重要なハナシ」がすっぽり抜け落ちている方が少なからずいらっしゃいます。

電験三種の無料体験教室で時間をかけて説明している内容なのですが,軽く触れておきたいと思います。

二種へつながる,三種の復習

二種に合格するための大前提は,やはり「三種レベルの内容をある程度しっかりマスターしている」ことになります。

特に電磁気学,回路理論,電気機器は重要です。

二種数学

電験二種の数学というといきなり身構えてしまう方がいらっしゃいます。

「微分とか積分とか苦手なので…」などとおっしゃる方もいます。

しかし,「微分の概念」「積分の概念」自体はさほど難しいものではありません。

※「時々刻々と変動するスピードメーターの針」を見て特に疑問を持たない方は,すでに微分の概念を把握しているのです。

概念さえつかめてしまえば,あとは「計算の仕方を覚えるだけ」とも言えます。

そんなに身構える必要はありません。

また,「二種数学の本を全て学習してからじゃないと,二種の学習に着手できないのではないか?」と思っている方もいるかもしれません。

しかしそれは誤解です。

まずは三角関数と微分法・積分法を勉強すればOKです(複素数は三種レベルで十分です)。

その他の数学は,その数学を使うテーマとあわせて学習すればよいのです。

当日は二種数学全体の学習ガイダンスをお話ししたうえで,三角関数について必要かつ十分な内容の講義をいたします。

皆さんが,オイラーの式

\[\mathrm{e}^{\,\mathrm{j}\theta} = \cos\theta + \mathrm{j}\sin\theta \]

をご存じだという前提での講義になります。

二次試験を少し先取り

当初はこのような「先の話」をするつもりはなかったのですが,参加予定の方からの要望を受けて,少し話すことにしました。

『対称座標法が必要なワケ』では,たとえば(同期機の)電機子反作用リアクタンスと呼ばれるものの実態がなんなのか,改めて考え直すことになるでしょう。

※なお,佐藤教室の三種講座では「電機子反作用リアクタンスと呼ばれるものの実態がなんなのか」を,かなり詳しく時間をかけて説明しています。

『電力円線図をカンタンに捉える』では,「三種レベルの回路理論さえマスターしていれば,ここまでの内容に対応できる」という一例を見ることになるでしょう。


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