電験三種,無料体験教室と有料講座との難易度・スピード感の違い
電験三種の3回目(すなわち最後)の無料体験教室が10日後に迫りました。
すでに無料体験教室を受けた,あるいはこれから受けようとしている方の中には,有料講座との難易度やスピード感の違いが気になる方もいらっしゃるでしょう。
今日はこのあたりについて説明いたします。
電験三種の無料体験教室を受講された方の反応は,たいてい以下の3つに収まります。
①「さっぱりわかりません…」:ごくごく少数
②「へー,なるほどね。」:わりと多い
③「感動しました!」:少数
それぞれの方が有料講座を受講した際,どのように感じるかをシミュレーションしてみましょう。
①「さっぱりわかりません…」という方
まれに(ごくまれに)このような方がいらっしゃいます(ごくまれに,です)。
このような方が,有料講座を受講しても,ほとんど内容を理解できないでしょうし,スピード的にも付いてこれないと思われます。
しかし,可能性を早い段階で閉じてしまうのはもったいないとも感じます。
といいますのも,私の目から見て「この方が合格レベルに到達するのは難しいのでは?」と思うような方であっても,2年,3年とかなりの努力を続けることで合格レベルに到達することが,実際にあるのです。
私の目には「驚くべきこと」に映るのですが,本人にしてみれば「努力したのだから当然」といったふうなのです。
もしも本気で電験三種に取り組みたいのであれば,まずは1年間頑張ってみましょう。
1年頑張った結果を評価して,続けるべきか否かを判断すればよいのです。
②「へー,なるほどね。」という方
このような方がわりと多めですので,このような方をターゲットに,難易度とスピード感について説明します。
難易度
1回目の「オリエンテーション/数学講座」の難易度は,無料体験教室とさほど変わらないでしょう。
電磁気学(理論1,理論2,理論3)は,ハッキリと「難しい」でしょう。
これは「皆さんにとってあまり馴染みのないテーマを扱うから」というのも大きな要因になっています。
ただ,ここですぐに諦めてしまうのは明らかにもったいないのです。
粘り強く学習を続けることで道が開けることでしょう。
電気回路理論(理論4,理論5,理論6)は,無料体験教室よりも「難しい」でしょうが,電磁気学よりは「易しい」でしょう。
これは「皆さんにとって馴染みのあるテーマを扱うから」というのも大きな要因になっていますし,そもそも電気回路理論は「電気回路上で起きている電磁気学的現象を,簡単に扱うための理論」なのですから,当然と言えば当然です。
その後の講義も,軒並み「無料体験教室よりは難しい」ものになります。
「難しいのは嫌だ」などと思わないでください。
そうではなくて「頑張って取り組むに値するテーマだな!」と思ってください。
もしもそれが「簡単に得られるもの」なのであれば,それには「大した価値は無い」のです(と,いろいろな人が言っています…)。
スピード感
無料体験教室では「基礎的なこと」を「かなりじっくりと時間をかけて」説明しています。
これは「無料だからできている」とも思っています。
有料講座では,皆さんの貴重なお時間とお金を預かる以上,ある程度のバランスをとらなければならないと考えています。
ですから,有料講座は「スピード感が上がる」と思ってください。
そうは言っても,ワークシートによって板書負荷は相当に減っているはずですから,落ち着いて話を聞き,考えを巡らせ,思いついたことをメモするような余裕はあるはずです。
動画講座のように「一時停止」はできませんが,必要に応じて質問をしていただければと思っています。
③「感動しました!」という方
人によっては「なにを大げさな…」と思うかもしれません。
しかし,無料体験教室では,私自身が感動した内容をお伝えしているのです。
それに感動できる方というのは,ご自身の中に大いなる可能性が宿っていると認識していただいてかまいません。
このような方にとって,有料講座の「難易度」や「スピード感」が学習の障害になることは無いでしょう。
知的冒険を大いに楽しんでもらえればと思っています。
なお,このような方はたいてい1年で4科目全てに合格してしまいます。
以上変則的ではありますが,無料体験教室と有料講座との,難易度やスピード感の違いについて説明してみました。
雰囲気がなんとなく伝わってくれれば,それでいいと思っています。
電験三種の無料体験教室は,あと1回しかありません(その後は当面開催されません)。
電験三種の無料体験教室にご興味のある方は,「予約する」ボタンからご予約のうえお越しください。
お待ちしております。
※なお,予約せずに直接お越しいただいても受講できません。あらかじめご了承ください。