電験二種合格のための,電験三種学び直しガイド(各論5):正弦波交流/複素記号法

電験で扱うような初等的な電気回路理論をマスターできたかどうかは,「複素記号法を自在に扱えるようになったかどうか」で判断してよいでしょう。
※当講座では「複素数を使っているのだ」ということを強調するために「複素記号法」という用語を使っていますが,一般的には「記号法」という用語を使います。

では,複素記号法を自在に扱えるようになるのは「ものすごく大変なことか」というと,実はそれほどでもないのです。
なぜなら,複素数を導入したうえで「直流回路と同様に扱えばよい」だけだからです。
※もちろん,複素数を自在に扱えるということが前提になりますが。


実際に電験三種に合格された方の中には,結構な割合で「複素記号法を自在に扱える」方がいらっしゃいます。
しかしその中には,以下のような思いを抱いている方も少なくありません。

  • 「複素記号法で計算はできる。しかし,なぜこれでよいのか,どうもモヤモヤしたものが残る。」

自信を持って複素記号法を扱うには,「交流回路の計算に複素数を導入する部分」をじっくり学習する必要があります。

初学者向けの本においては「正弦波を回転ベクトルで表す」というところから説明している場合が多いのですが,「学び直し」をするのであれば,「回転ベクトル」なるものは採用せずに最初から複素数を導入すべきでしょう。



電験三種講座における「理論5(正弦波交流/複素記号法)」では,複素数を導入する部分の説明にかなりの時間を割いています。

「なぜ複素数で計算すると上手くいくのか」ということが腑に落ちていない方にとっては,とてもよい「学び直し」となるでしょう。

1日単位で受講できますので,ぜひ受講をご検討ください。

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