電験二種2次試験の結果が発表されました
電験二種2次試験の結果が発表されました(電験一種2次試験もですが)。
受験された皆さま,結果はいかがだったでしょうか。
合格だった皆さま,おめでとうございます。
不合格だった場合は,次回以降に向けて方針を検討したいところです。
電験二種の2次試験は,「手応えバッチリ」という方が落ちることはほとんどないでしょうし,「サッパリ手応えがなかった」という方が合格することもほとんどないでしょう。
試験当日の実力が,ほぼそのまま試験結果に反映されると思っています(あくまでも「試験当日」の実力です)。
ですから,いたずらに「合格率」を気にする必要はないと考えています。
「ケアレスミスで落ちてしまった」という方
学力や知識については,既に合格レベルの実力をお持ちなのだと思います。
試験が近づいてくれば,また答案作成の練習をすることになるでしょう。
その際,
- 落ち着いて問題を読み,題意を正確にくみ取る
- 落ち着いて答案を見直し,間違いを見つける
ということも実力のうちだと考えて,慎重に答案を作成・見直ししてみてください。
また,他の方に答案を見てもらう機会を作ることを(わりと強く)お勧めします。
「原理的な誤解」をもったままになっていることが,意外とよくあるのです。
たとえば,「無効電力の正負の扱いは任意でよいのだから,無効電流の正負の扱いも任意でよい」という誤ったあ認識に基づいて答案を作成していれば,すぐにその誤りを指摘してもらえるはずです。
※無効電流の正負の扱いを反転させてしまったら「電気回路理論そのもの」に改造を施さなければならず,回路理論の根幹が揺らいでしまいます。
「勉強の手応えはあるけれど,まだ合格レベルには達していないような気がする」という方
勉強の手応えがあるのであれば,そのまま二種レベルの学習を継続すればよいと思います。
近い将来,順当に合格レベルに達することでしょう。
「一生懸命勉強しているが,空回りしている印象が強い」という方
学習のアプローチについて,再度検討されてもよいかもしれません。
「あるテーマ」がどうしても理解できないのは,その前段階が理解できていことに起因していることが多いかと思われます。
いろいろと書きましたが,これらはあくまでも個人的な意見です。
皆さんの状況にかならずしもマッチするとは限りません。
自分なりに納得のいくアプローチで学習を進めてみてください。