本日は電験二種:機械・制御2の講義を行いました
本日は電験二種:機械・制御2(誘導機)の講義を行いました。
講義にご参加いただいた皆さま,ありがとうございました。
本日の講義でまず重要なのは,前半に説明した「基礎」の部分です。
「基礎」の部分をマスターすることで,2次試験のオーソドックスな問題はほとんど解けるでしょう。
しっかり復習したいところです。
後半に説明した「応用」の部分は,その結論が重要というわけではありません。
「準備」として基礎的なことを考えたうえで「応用」的な事柄に取り組んでいく様を,見て欲しかったのです。
皆さんも,今後勉強していくなかで疑問に思う事柄にぶつかることでしょう。
その際は,ぜひ基礎に立ち戻った上でその疑問に取り組んでみて欲しいのです。
さて,次回の同期機については,動作原理や等価回路の導出を(本日の誘導機と比べて)じっくりやってみようと思っています。
一般的な同期機の等価回路の導出では一部にボカシがはいっていますが,それらもすべて明らかにします。
※そうはいっても,今日の誘導機の「滑っているときの回転子で何が起きているか」よりははるかにカンタンです…。
同期機の等価回路の導出過程を正しく理解すれば,対称座標法の必要性も明確に理解できるようになります。
ということで,とりあえずは誘導機の復習,頑張ってください。