電験三種,勉強時間の取り方について
「資格試験の勉強」というとよく耳にするのが,いわゆる「短時間で効率よく」といったフレーズです。
電験三種の場合は,このフレーズがマッチするのでしょうか。
電験三種の勉強は「資格試験の勉強」でもありますが,以前説明したように「電気工学の勉強」でもあるわけです。
電験三種の勉強を「電気工学の勉強」と捉えた場合,このいわゆる「短時間で効率よく」というコンセプトは全く馴染まないと感じます。
結論を言ってしまえば,「なるべく長い時間勉強したほうがよい」ということです。
そうはいっても「机の上で勉強する時間をたくさん確保するのは難しい」という方も多いでしょう。
そういう場合は,電車での移動時間などを最大限活用して下さい。
電車での移動の際は「書くこと」は難しくても,「読むこと」や「考えること」はできるはずです。
電験三種は「暗記したことをそのまま吐き出す」試験ではありません。
ですから,勉強時間と成果が正比例しにくい時期が,それなりに長く続きます。
しかし,勉強時間を長くとることによって,その後の伸びが十分期待できるようになります。
平成30年度は「勉強時間を長くとる」というコンセプトで,電験三種に挑んでみてはいかがでしょうか。
※ただ,睡眠時間はあまり削らないほうがよいと思います。体調を崩してしまっては,元も子もありませんので。