電験三種講座,講義紹介:機械2(誘導機/照明〈ガイダンス〉)

予約受付を開始した講義について,簡単な紹介を書いてみたいと思います。
(「誘導機/照明〈ガイダンス〉」については,「2019年度版」は「2018年度版」とほとんど同じです。)

あくまでも「簡単な紹介」ですので,講義で扱う全ての項目に触れているわけではありません。


機械科目の2回目の講義は「誘導機/照明〈ガイダンス〉」です。

誘導機

主に誘導電動機について学びます。

回転体の運動方程式

電動機や発電機の回転子は回転しますので,回転体の運動方程式に従って運動します。

「トルク」「角速度」「慣性モーメント」について,定義と「わかりやすい解釈」を理解した上で,回転体の運動方程式を学びます。

誘導電動機の動作原理

いくつかのモデルを使って,誘導電動機におけるトルクの発生原理を学びます。
よくあるモデルが実際の誘導電動機とどう違うのか,あまり指摘されない点についても注意を促します。

回転磁界

回転磁界ができる様子を,ある観点から調べます。
調べるに当たっては,実際にどんな磁界ができるのかを「お絵かき」してもらいます。

動作の様子

いくつかのケースにおいて,起電力・電流・磁界(磁束)に着目し,(ある瞬間における)断面の様子や,回路図でどう表せばよいのかを考えます。

とくに,滑り $s$ で滑りながら回転しているときの(ある瞬間における)断面の様子は,かなり複雑なものになりますが,一度描いてみる価値があるでしょう。

等価回路の導出

動作の様子をある程度理解したうえで,いよいよ等価回路を導出します。

等価回路は「結論さえ知っていればよい」というわけではありません。

特に最近の試験では,「導出の途中段階」の回路が理解できているかどうかで差が付く問題が出題されています。

等価回路を使っての考察

等価回路から,様々なことが考察できます。
代表的なものについて,考察します。

誘導電動機に関するその他の事項

始動についての考え方や特殊かご形誘導電動機,速度制御などについて学びます。

照明〈ガイダンス〉

照明については,学習の方針を提示したうえで,各種定義について「結局それは何を意味しているのか」ということを(少し砕けた形で)説明します。



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