電験二種講座,講義紹介:電力・管理2(電力円線図)

電験二種講座に関しても,講義について簡単に紹介していきたいと思います。

電力・管理の2回目の講義は「電力円線図」です。

※あくまでも「簡単な紹介」ですので,講義で扱う全ての項目に触れているわけではありません。

今回の講義もワークシートが多めになります。

扱う項目が多いことと作図が多くなることから,ワークシートの使用によって皆さまの板書負荷を減らしたいと考えております。

ただ,ノートの類いをお持ちいただく必要はあります。

電力円線図に取り組む前に

本日の内容と強い関連のある基礎的な事項をおさらいします。

複素数の表記方法,複素数の乗除算や「マイナス1倍」,共役複素数と複素電力,単位法における注意事項などなど。

電力円線図(線路抵抗を考慮)

電力円線図に関しては,

  • 各種の式の導出方法
  • 導出された式の眺め方
  • 円線図の描かれ方
  • 描かれた円線図の眺め方

がマスターできれば,電験二種2次試験の問題を解くにあたってはさして困らないでしょう。

「円を表す式」としては,おおまかにいって「2種類」あります。
2種類のうちの「より有用」な式をメインに扱いますが,試験対策として他方の式も学びます。

電験二種2次試験対策としては,対象となる線路のモデルとして「線路抵抗を考慮」するものと「線路抵抗を無視」するものがありますが,まずは汎用性のある「線路抵抗を考慮」するものから取り組みます。

また,解説に単位法を使うかどうかという点がありますが,まずはカンタンな「単位法」で解説を進めます(単位法ではない,「実際の単位」を使った方法は,単位法のあとで解説します)。

参考までに「専門書などでよく見かける電力円線図」が,「自分たちが今勉強している電力円線図」と同じものなのかどうかについても検証してみたいと思います。

電力円線図(線路抵抗を無視)

「線路抵抗を考慮」する場合と同様のことをひととおり行います。

ある意味「復習」的な要素が強くなりますが,試験問題としては「線路抵抗を無視」するパターンも多いわけですから,その結論に馴染んでおくことには大きな意味があります。

シンプルな回路を,シンプルに眺める

電力円線図の学習はとかく仰々しくなりがちですが,扱っている回路自体はかなりシンプルなものです。

時間があれば,「シンプルな回路を,シンプルな回路として」眺めてみたいと思います。

シンプルな見方ができると,煩雑な計算や面倒な作図に取り組む前に,アタリを付けることができるでしょう。


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