電験二種2次試験に向けて電卓・筆記用具を準備しましょう
電験二種の1次試験を受験された皆さま,手応えはいかがでしたか?
電験自体は何度か受験されているでしょうから,さほど緊張することもなく実力を発揮できたものと思われます。
ちなみに昨年は,(解答速報ということではありませんが)電験二種1次試験:理論科目の解説動画を制作し,当講座を受講していただいた皆さまに「無料のサービス」としてご提供いたしました。
しかし今年は電験二種2次試験対策の講座(答案作成演習)がありますので,そちらに注力したいと考えております。
つきましては,「電験二種1次試験:理論科目の解説動画」は制作しないこととなりました。
来年以降の2次試験に合格する予定の方は,一旦休憩して今後の学習計画を練ると良いでしょう。
今年の2次試験に合格する予定の方は,のんびり休憩している暇はありません。
すぐに気持ちを切り替えて2次試験対策を継続する必要がありますが,電卓と筆記用具の準備は早い段階でおこなっておきたいところです。
電卓の準備
2次試験に向けて,電卓の準備はよろしいでしょうか?
1次試験に比べて2次試験では,電卓の選定や使い方の習得が大きく影響します。
是非とも「電験のための電卓講座」の動画をみて,適切な機種を選定・入手し,使い方を習得していただきたいと考えています。
筆記用具の準備
2次試験を受験するということは,記述式の試験を受けるということですから,書くもの(シャープペンシルまたは鉛筆)と消すもの(プラスチック消しゴム)の選定はかなり重要です。
個人的には
- 紙にはフリクションボール
- iPadにはアップルペンシル
という使い分けが日常となっているので,
- シャープペンシルまたは鉛筆で書く
- プラスチック消しゴムで消す
という作業はすでに「非日常的な行為」となってしまっています。
今回シャープペンシルや消しゴムをいろいろと購入し試して感じたことは,「普段シャープペンシルを使っていない人にとって,シャープペンシルの選定は意外とシビアなのでは?」というものでした。
大量の文字や式や図を書く気にさせてくれるシャープペンシル(もしくは鉛筆)を,慎重に選びたいところです。
書くものの選定
よく「書き間違い」をする方は,間違ったものを「頻繁に消す」ことになります(私がそうなのですが)。
そうなると「消しゴムは,書くものの後ろに付いていて欲しい」と思うようになります。
しかし,シャープペンシルや鉛筆の後ろに付いている一般的な消しゴムは,あまりにも頼りないと感じます。
そこで,「繰り出し式の消しゴムが付いたシャープペンシル」をいくつか紹介したいと思います。
(ある部分を回すと,消しゴムがニョキニョキ出てくるタイプです)
私が電験二種や一種を受験していた頃は,「繰り出し式の消しゴムが付いたシャープペンシル」の選択肢はあまり多くなかったように記憶していますが,近年はいろいろと発売されているようです。
入手しやすいものを購入して,試してみました。
※選定については,皆さん自身が試したうえで決めていただく必要がありますので,ここではレビューではなく単なる紹介にとどめます。
ぺんてる シャープペンシル タフ(0.5mm)
私が電験二種,一種を受験したときに使っていたものです。
グリップの形状については書き手との相性があるかとは思いますが,定番の1本です。
芯の太さが0.7mmのものもあります。
分数を書くときに答案用紙の行をどう使うかという方針にもよりますが,いま自分が選ぶとしたら,0.5mmではなく0.7mmになるかもしれません。
フリクションボール(0.5mm)やアップルペンシルに比べて,シャープペンシルの0.5mmの芯はかなり細く感じてしまうからです。
ゼブラ カラーフライト0.5mm
全体的に細身で,消しゴムも細いものが付いています。
グリップ部分に柔らかい素材は使われていません。
トンボ鉛筆 モノグラフ シリーズ
スタンダードな「モノグラフ」,ラバーグリップの付いた「モノグラフ グリップモデル」,「MONO one」消しゴム搭載の「モノグラフ ワン」などがあります。
番外編:トンボ鉛筆 モノグラフ マルチ
シャープペンシルも油性のボールペンもほとんど使わなくなった今でも,たまに「シャープペンシルでなければならない状況」や「油性ボールペンでなければならない状況」が訪れます。
そんな状況に「たった1本」で対応してくれる製品がこちらです。
シャープペンシルとボールペンが1本に収まった製品は多々ありますが,それに繰り出し式の消しゴムが付いたことで「完全性」を備えたと言っても過言ではないでしょう。
※グリップ部分に柔らかい素材は付いていないのですが,人によってはこれまでに紹介したシャープペンシルよりも「書きやすい」と感じるかもしれません。
なお,「繰り出し式の消しゴムが付いたシャープペンシル」をメインの筆記具に決めたのであれば,替えの消しゴムも試験までには調達しておきましょう。
消すものの選定
「繰り出し式の消しゴムが付いたシャープペンシル」を使っていても,単体の消しゴムは別途用意した方が良いでしょう。
というのも,電験二種の2次試験では,「広大な範囲を消したい」という状況に陥るケースがあるからです(想像したくはありませんが…)。
その際はさすがに単体の消しゴムで消した方がよいでしょう。
消しゴムの形状は
- 普通の,直方体の消しゴム
- 細長い,ノック式の消しゴム
に大別できるでしょう。
個人的には,子供の頃から「直方体の消しゴム」を使っていましたが,電験二種の勉強をしていた頃に「ノック式の消しゴム」に切り替えました。
切り替えた理由は,「ペン立てになるペンケース」を使い始めたからです。
(細長い方が取り出しやすいと思うからです)
そして「ノック式の消しゴム」を使い始めると,ある利点に気づきました。
普通の消しゴムは,「カドが残っている」状態と「カドがみーんな丸くなってしまった」状態とで,字消し性能が大きく変化します。
しかし「ノック式の消しゴム」は,そのような状態の大きな変化がなく,いつもだいたい一定のコンディションになります。
ですから「消しゴムのコンディションを維持するように使おう」などという気を遣うこともなくなりました。
上記の利点を感じるようになったので,「ペン立てになるペンケース」を使わなくなった今でも,ノック式の消しゴムを継続して使用しています(めったに使わないのですが)。
これまでは「安くて,あまり性能を追求していない」ノック式の消しゴムを使っていましたが,このたびいくつか買って試してみたところ,以下の2つが気に入りました。
トンボ鉛筆 モノスティック
広大な範囲を消すときに,力を発揮してくれるでしょう。
トンボ鉛筆 モノゼロ
「小さな添え字だけ消したい」とか,込み入った図の中の「ココだけ消したい」といったときに力を発揮してくれるでしょう。
丸型と角型がありますが,私は角型を買ってみました。
おわりに
ここで紹介したシャープペンシルや消しゴムは,講習会の会場にてお試しいただけるようにしたいと思っています。
実際に試した上で,ご自身の「相棒」をお選びください。